世界基準の離乳食ってどんなの?


離乳食、何が正解かわからない!

離乳食、始めてみたはいいけど「個人差があります」ばっかりで、なにが正解かわかりませんよね。
食べたくないの?体調が悪いの?おなかいっぱい?まずいの?しゃべってくれたらいいのにと思ってしまいます。
栄養観点から見た世界共通のガイド書で離乳食の与え方を見ていきましょう。
いつ、何を、どのくらいの量、何回与えることが必要かわかります!
画像元:補完食 日本ラクテーションコンサル協会
乳から離れる「離乳食」でなく、母乳からでは足りない栄養を補完する「補完食」の考え方を見ていきましょう。




離乳食、いつ始めるの?

・生後少なくとも4か月間、できるだけ6か月までは母乳だけを与える
(母乳育児が思い通りにいかない場合はこだわることはありません)
・6か月以降は母乳だけでは栄養必要量を満たせなくなるため補完食が必要



・母乳から得られる鉄は少なく、貯蔵鉄は6か月で使い果たしてしまう。


・早く始めすぎると必要な母乳の量が飲めなくなってしまう
・遅く始めすぎると栄養不足となり、適切な成長をしなくなる



離乳食、どんなものを与えるの?

・エネルギーと栄養素(特に鉄、亜鉛、カルシウム、ビタミンA,C、葉酸)が豊富なもの
・衛生的で安全なもの
・家庭の食事から簡単に準備できるもの
・地域で入手可能かつ購入可能なもの

お粥のかたさ
・食べやすいようにゆるくすると、栄養が足りる前におなかがいっぱいになってしまう
・すすることのできない濃さにする(スプーンを傾けてもこぼれない程度)
・ゆるくするときは水ではなくミルクでお粥を作る

お粥と組み合わせて効率よくエネルギーや栄養素の「差」を満たすもの
・豆類、種実類(大豆、ピーナッツ、ゴマなど)→タンパク質源
・動物性食品(動物、魚、乳製品、卵など)→鉄、亜鉛、ビタミンA、カルシウムの供給源
・緑黄色野菜と果物→ビタミンA、葉酸
・油、脂肪、砂糖→エネルギー源
離乳食で足りなくなりがちな栄養素は何?


離乳食、どのくらいの量与えるの?

・小スプーン2-3杯から始め、徐々に量と種類を増やす
・1回につき9か月までにカップ半分、1歳までに小さな茶碗1杯分を食べられるようになる
・生後6-7か月の母乳で育っている赤ちゃんは1日3回、12か月までに1日5回へと増やす

この「差」を補完するように補完食を与えましょう。


離乳食、何時にあたえるの?

・家庭の食事や間食の時間に子どもが食事をするよう促す




授乳と食事の推奨




おわりに

離乳食の与え方には様々な方法があります。赤ちゃんの成長発達や状態をよく観察しながら進め、必要があれば専門家に相談しましょう。



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